足浴とは?
足部を温湯で洗浄し、清潔保持や血行促進を図るケアです。
入浴できない患者さんにも実施でき、
などの目的があります。
足浴の適応
など。
足浴の禁忌・注意が必要な患者さん
など。
糖尿病患者さんでは感覚低下によって熱傷リスクが高くなるため注意が必要です。
足浴の目的
清潔保持
汗や汚れを除去し、皮膚トラブル予防につなげます。
血行促進
温罨法効果によって末梢循環改善を図ります。
リラックス
温刺激によってリラックス効果が期待できます。
必要物品
など。
実施前に確認すること
など。
足浴の手順
①患者さんへ説明する
「足を温めながら洗いますね」など、目的も含めて説明します。
②環境整備を行う
カーテンを閉め、羞恥心や寒さへ配慮します。
③患者さんの体位を整える
安楽な座位または半座位に調整します。
④防水シーツを敷く
ベッド濡れ防止を行います。
⑤湯温確認を行う
40℃前後の湯を準備し、患者さんにも温度確認してもらいます。
⑥足を湯に浸ける
急に入れず、ゆっくり浸けます。
⑦洗浄する
足趾間まで丁寧に洗います。
白癬や皮膚トラブルがないか観察します。
⑧しっかり水分を拭き取る
特に足趾間は湿潤による皮膚トラブル予防のため丁寧に拭きます。
⑨必要時保湿する
乾燥予防を行います。
⑩物品片付け・患者さんの状態確認を行う
実施後の疲労感や気分不良がないか確認します。
足浴で観察するポイント
実習でよく聞かれること
Q. なぜ湯温確認するの?
「熱傷予防のためです。」
Q. なぜ足趾間まで観察するの?
「白癬や湿潤による皮膚トラブルを発見するためです。」
Q. なぜ実施前にバイタル確認するの?
「足浴による循環変動や体調変化を確認するためです。」
Q. なぜ保温に配慮するの?
「寒冷刺激によって疲労や不快感につながる可能性があるためです。」
アセスメント例
患者さんは長期臥床によって下肢冷感や清潔保持困難がみられている状態である。
また、活動量低下による血流低下も考えられる。
足浴によって清潔保持や血行促進を図りながら、皮膚状態や循環状態を観察していく必要があると考える。
記録例
「足浴実施。下肢冷感あり。発赤や創傷なし。足趾間に湿潤なし。実施後、患者より『気持ちよかった』との発言あり。疼痛や気分不良認めず。」
足浴では、ただ洗うだけではなく、
“患者さんの循環状態や皮膚状態を観察する”
ことが大切です。
清潔保持とともに、リラックスや血流改善も意識しながら実施していきます。
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