術後0日目の観察項目|看護学生向けにわかりやすく解説【まず何を見る?】急性期看護実習

手術当日の患者さんでは、何を注意して見ればいいのか、わかりやすく整理していきます。

術後0日目はどんな状態?

  • 手術当日
  • 全身麻酔や侵襲の影響が強い時期
  • 呼吸・循環が不安定になりやすい
  • 合併症の早期発見・予防が重要

注意したい合併症

無気肺(予防が重要な時期)

なぜ起こる?

  • 麻酔
  • 疼痛
  • 深呼吸困難
  • 痰喀出困難

観察項目

  • SpO2低下
  • 呼吸浅い
  • 呼吸音

肺炎

なぜ起こる?

  • 痰喀出困難
  • 無気肺
  • 呼吸抑制

観察項目

  • 痰性状
  • 発熱
  • 湿性咳嗽
  • SpO2低下

術後出血

なぜ起こる?

  • 手術侵襲
  • 止血不十分

観察項目

  • 血圧低下
  • 脈拍増加
  • ドレーン排液増加
  • 顔面蒼白

深部静脈血栓症(DVT)

なぜ起こる?

  • 手術侵襲
  • 安静
  • 脱水
  • 血流停滞

観察項目

  • 下腿腫脹
  • 疼痛
  • 熱感
  • 左右差

覚醒遅延

  • 麻酔薬
  • 鎮静薬
  • オピオイド
  • 麻酔からの回復遅延

観察項目

  • JCS/GCS
  • 呼びかけ反応
  • SpO2
  • 呼吸数
  • 呼吸の深さ
  • 眠気

実習ではここを見よう!

① 「なぜ観察するのか」をセットで考える

実習では、

「SpO2は98%でした」

だけではなく、

「麻酔や疼痛による呼吸抑制・無気肺予防のために観察しました」

まで言えることが大切です。

② バイタル測定だけで終わらない

例えば脈拍が増加していた場合、

  • 疼痛?
  • 出血?
  • 脱水?

など、“原因を考える視点”が重要です。

実習で指導者さんからよく聞かれること

Q1. なぜ術後はSpO2を観察するの?

「術後は麻酔や疼痛の影響で呼吸が浅くなりやすく、低酸素状態や無気肺を起こすリスクがあるためです。
SpO2だけでなく、呼吸数・呼吸の深さ・痰の有無も合わせて観察します。」

Q2. なぜ術後は早期離床が必要なの?

「長時間の安静により、深部静脈血栓症(DVT)や肺炎、無気肺などの合併症リスクが高くなるためです。
早期離床によって血流促進や肺換気改善につながります。」

Q3. なぜ疼痛コントロールが重要なの?

「疼痛が強いと深呼吸や体動が困難となり、痰喀出困難や離床遅延につながるためです。
その結果、無気肺や肺炎、DVTなどの合併症リスクが高くなります。」

Q4. なぜ頻回にバイタルサイン測定をするの?

「術後早期は出血や循環動態変化が起こりやすいため、異常の早期発見が重要だからです。
特に血圧低下・脈拍増加・冷汗などに注意して観察します。」

Q5. なぜ痰を出す必要があるの?

「痰が貯留すると気道閉塞や無気肺、肺炎につながるためです。
術後は疼痛や麻酔の影響で咳嗽力が低下しやすいため、深呼吸や排痰を促します。」

周術期の実習について、0日目から7日目まで、注意すべき合併症や看護計画をわかりやすくまとめました。
有料ファイルとなっていますが、実習で必ず役立ち、絶対に後悔させない自信がありますので、もし興味がございましたら、ご覧ください。

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