急性疼痛とは?
組織損傷や炎症などによって、
突然出現する疼痛です。
術後患者さんでは、
手術侵襲によって急性疼痛がみられることがあります。
疼痛によって、
などにつながる可能性があります。
原因
- 手術侵襲
- 炎症
- ドレーン刺激
- 体動
- 不安
など。
術後患者さんでは、
体動時に疼痛増強がみられることがあります。
考えられる看護問題
看護計画① 手術侵襲に伴う急性疼痛
短期目標
- 疼痛が軽減する
- 疼痛を表出できる
長期目標
- 疼痛コントロールを行いながら術後回復を促進できる
- 離床や深呼吸を行うことができる
OP(観察計画)
- NRS
- 疼痛部位
- 疼痛出現時期
- 疼痛増強因子
- 表情
- 発汗
- 血圧
- 脈拍
- 呼吸数
- SpO2
- 離床状況
- 睡眠状況
TP(援助計画)
- 疼痛評価を行う
- 必要時鎮痛薬使用を促す
- 楽な体位を調整する
- 離床前に疼痛コントロールを行う
- 安心できる声かけを行う
EP(教育計画)
- 疼痛を我慢せず伝えるよう説明する
- 鎮痛薬使用方法を説明する
- 疼痛コントロールが回復促進につながることを説明する
アセスメント例
患者さんは術後1日目であり、手術侵襲による創部痛がみられる状態である。
体動時に疼痛増強がみられており、離床や深呼吸が十分に行えていない。
このまま活動量低下が続くと、DVTや無気肺などの術後合併症につながる可能性がある。
そのため、疼痛コントロールを行いながら安全に離床を進める必要があると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜNRSを確認するの?
「疼痛の程度を客観的に評価するためです。」
Q. なぜ疼痛コントロールが必要なの?
「疼痛によって離床や深呼吸が進まず、術後合併症リスクが高くなるためです。」
Q. なぜ体動時疼痛を観察するの?
「活動や離床にどの程度影響しているか確認するためです。」
急性疼痛では、「疼痛によって何が制限されているのか?」を考えながら観察することが大切です。
疼痛の程度だけでなく、活動量や呼吸状態との関連も踏まえてアセスメントしていきます。

