ガス交換障害とは?
肺での酸素と二酸化炭素の交換が十分に行えない状態です。
ガス交換障害によって、
などにつながる可能性があります。
原因
など。
肺胞での換気や酸素交換が低下することで、低酸素状態がみられることがあります。
考えられる看護問題
看護計画① 肺胞換気低下に伴うガス交換障害
短期目標
- SpO2が維持される
- 呼吸状態が安定する
長期目標
- 酸素化を維持しながら日常生活を送ることができる
- 呼吸状態悪化を予防できる
OP(観察計画)
- SpO2
- 呼吸数
- 呼吸リズム
- 呼吸音
- 努力呼吸
- チアノーゼ
- 痰の量・性状
- 意識レベル
- 血圧
- 脈拍
- 活動時呼吸苦
- ABGデータ
TP(援助計画)
- 呼吸状態を観察する
- 必要時酸素療法を行う
- 安楽な体位を調整する
- 深呼吸を促す
- 排痰援助を行う
- 活動と休息のバランスを整える
EP(教育計画)
- 呼吸苦増強時はすぐ報告するよう説明する
- 無理せず休息をとるよう説明する
- 酸素療法の必要性を説明する
アセスメント例
患者さんは肺炎によって肺胞でのガス交換が低下している状態である。
現在SpO2低下や呼吸数増加、努力呼吸がみられており、ガス交換障害が考えられる。
また、痰貯留もみられており、換気障害増悪リスクが高い状態である。
このまま低酸素状態が進行すると意識レベル低下や呼吸状態悪化につながる可能性があるため、呼吸状態やSpO2を継続して観察しながら酸素化維持を図っていく必要があると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜSpO2を観察するの?
「酸素化状態を把握するためです。」
Q. なぜ意識レベルを観察するの?
「低酸素状態によって意識障害を起こす可能性があるためです。」
Q. なぜ深呼吸を促すの?
「肺胞を広げ、換気を促進するためです。」
ガス交換障害では、「なぜ酸素化が低下しているのか?」を考えながら観察することが大切です。
SpO2だけでなく、呼吸状態や痰貯留、意識レベルなども踏まえてアセスメントしていきます。

