ドレーン留置患者の看護計画|観察ポイント・OP TP EPを看護学生向けに解説

ドレーンとは?

ドレーンとは、
体内に貯留した血液や滲出液、膿などを体外へ排出するための管です。

術後は、

  • 出血確認
  • 感染予防
  • 貯留液排出

などを目的に留置されます。

ドレーン留置患者で考えられる看護問題

  • ドレーン留置に伴う感染リスク状態
  • ドレーン留置に伴う自己抜去リスク状態
  • 術後疼痛に伴う活動量低下
  • ドレーン挿入部疼痛による苦痛

看護計画① ドレーン留置に伴う感染リスク状態

短期目標

  • ドレーン挿入部に感染兆候がみられない
  • ドレーンが適切に管理される

長期目標

  • 感染を起こさず術後回復を促進できる

OP(観察計画)

  • 排液量
  • 排液の色・性状
  • 急激な排液増加の有無
  • ドレーン挿入部の発赤・熱感・腫脹
  • 発熱
  • ドレーンの陰圧保持
  • ドレーン屈曲・閉塞の有無

TP(援助計画)

  • ドレーン屈曲や閉塞がないよう整える
  • 排液バッグを適切に管理する
  • 清潔操作を行う
  • 挿入部を観察する

EP(教育計画)

  • ドレーンを引っ張らないよう説明する
  • 異常時はナースコールするよう説明する

看護計画② ドレーン留置に伴う自己抜去リスク状態

短期目標

  • ドレーン自己抜去なく安全に過ごせる

長期目標

  • 安全に治療を継続できる

OP(観察計画)

  • ドレーン固定状態
  • 不穏行動
  • 見当識
  • 離床状況
  • ドレーンへの理解

TP(援助計画)

  • ドレーンを固定する
  • 離床時ドレーン位置を確認する
  • 安全に移動援助する

EP(教育計画)

  • ドレーンの必要性を説明する
  • 移動時注意点を説明する

実習でよく聞かれること

Q. なぜ排液量を観察するの?

「術後出血や異常の早期発見につながるためです。
急激な排液増加や性状変化がないか観察します。」

Q. なぜ陰圧確認するの?

「陰圧が保たれていないと排液が十分にできず、体液貯留や感染リスクにつながるためです。」

Q. なぜドレーン屈曲を確認するの?

「屈曲や閉塞によって排液障害を起こす可能性があるためです。」


ドレーン管理では、
「何を目的に留置されているのか?」
を考えながら観察することが大切です。
排液量や性状の変化から、
術後状態や異常の早期発見につなげていきます。

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