血糖測定の手順|看護学生向けに目的・観察項目・注意点を解説

血糖測定とは?

血液中のグルコース濃度を測定することです。

糖尿病患者さんだけでなく、

  • 術後
  • 感染症
  • ステロイド使用中

などでも実施されます。


なぜ血糖測定が重要なの?

“低血糖や高血糖を早期発見するため”

です。

血糖異常によって、

  • 意識障害
  • 脱水
  • 感染悪化
  • ショック

などにつながる可能性があります。


血糖測定の目的

血糖コントロール確認

治療効果判定につながります。


低血糖予防

低血糖症状を早期発見します。


高血糖予防

感染や合併症予防につながります。


必要物品

  • 血糖測定器
  • センサー
  • 穿刺針
  • アルコール綿
  • 手袋
  • ガーゼ
  • 針捨てBOX

など。


実施前に確認すること

  • 食事摂取状況
  • インスリン使用
  • 意識レベル
  • 発汗
  • 手指冷感
  • 低血糖症状
  • 高血糖症状

など。


血糖測定の手順

①患者さんへ説明する

目的も含めて説明します。


②手指衛生・物品準備を行う

感染予防を行います。


③穿刺部位を確認する

基本は指先側面。

疼痛軽減につながります。


④アルコール消毒する

乾燥後に穿刺します。


⑤穿刺する

必要以上に強く押し込まない。


⑥血液を採取する

強く圧迫しすぎないよう注意します。

組織液混入によって誤差につながることがあります。


⑦止血する

出血持続がないか確認します。


⑧測定値確認・報告を行う

異常値時は速やかに報告します。


血糖値で考えられること

低血糖

症状:

  • 冷汗
  • 手指振戦
  • 動悸
  • 意識低下

など。


高血糖

症状:

  • 口渇
  • 多尿
  • 倦怠感

など。


血糖測定で観察するポイント

  • 血糖値
  • 発汗
  • 意識レベル
  • 手指振戦
  • 顔色
  • 倦怠感
  • 食事摂取量
  • インスリン使用状況

実習でよく聞かれること

Q. なぜ指先側面で測るの?

「疼痛軽減につながるためです。」


Q. なぜアルコール乾燥後に穿刺するの?

「痛み軽減や測定誤差予防につながるためです。」


Q. なぜ強く絞りすぎたらダメなの?

「組織液が混ざり、正確な測定ができなくなるためです。」


Q. なぜ低血糖に注意するの?

「意識障害やショックにつながる可能性があるためです。」


アセスメント例

患者さんは糖尿病既往があり、インスリン治療中である。
また、食事摂取量低下もみられており、低血糖リスクが高いと考えられる。
現在冷汗や意識低下は認めていないが、今後も血糖値や低血糖症状を継続して観察していく必要があると考える。


記録例

「BS 112mg/dL。冷汗・手指振戦なし。意識清明。食事摂取8割。」


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