DVT(深部静脈血栓症)の看護計画|OP TP EP・アセスメントを看護学生向けに解説

DVT(深部静脈血栓症)とは?

下肢などの深い静脈に血栓ができた状態です。

DVTによって、

  • 下肢浮腫
  • 疼痛
  • 肺塞栓症
  • 呼吸困難

などにつながる可能性があります。


原因

  • 長期臥床
  • 術後
  • 脱水
  • 活動量低下
  • 血流停滞
  • 高齢

など。

術後患者さんでは、活動量低下や血流停滞によってDVTリスクが高くなります。


考えられる看護問題

  • 活動量低下に伴うDVTリスク状態
  • 血流停滞に伴う循環障害リスク状態
  • 術後疼痛に伴う離床困難
  • DVTへの不安

看護計画① 活動量低下や血流停滞に伴うDVTリスク状態

短期目標

  • 下肢浮腫や疼痛がみられない
  • 安全に離床できる

長期目標

  • DVTを予防しながら術後回復を促進できる
  • 安全に活動量を拡大できる

OP(観察計画)

  • 下肢浮腫
  • 発赤
  • 熱感
  • 疼痛
  • 左右差
  • 下肢色調
  • SpO2
  • 呼吸苦
  • 活動量
  • 離床状況
  • 水分摂取量
  • D-dimer

TP(援助計画)

  • 離床を促す
  • 下肢運動を促す
  • 弾性ストッキング装着状況を確認する
  • 水分摂取を促す
  • 呼吸状態を観察する
  • 疼痛コントロールを行う

EP(教育計画)

  • 離床の必要性を説明する
  • 下肢運動の必要性を説明する
  • 弾性ストッキングの必要性を説明する
  • 呼吸苦や下肢痛出現時は報告するよう説明する

アセスメント例

患者さんは術後2日目であり、創部痛によって活動量低下がみられている状態である。
また、高齢であり長時間臥床傾向もみられているため、血流停滞によるDVTリスクが高いと考えられる。
現在明らかな下肢浮腫や疼痛はみられていないが、このまま活動量低下が続くと血栓形成につながる可能性がある。
そのため、疼痛コントロールを行いながら離床や下肢運動を促し、下肢状態を継続して観察していく必要があると考える。


実習でよく聞かれること

Q. なぜ離床を促すの?

「血流停滞を予防するためです。」


Q. なぜ弾性ストッキングを使用するの?

「静脈還流を促進し、血栓形成予防につながるためです。」


Q. なぜ呼吸状態も観察するの?

「血栓が肺へ飛ぶと肺塞栓症を起こす可能性があるためです。」


DVTでは、「なぜ血流停滞が起きているのか?」を考えながら観察することが大切です。

下肢状態だけでなく、活動量や呼吸状態なども踏まえてアセスメントしていきます。


検索欄
DVT 看護計画
深部静脈血栓症 看護計画
DVT OP TP EP
術後 DVT 看護計画

こうのとりちゃんの国試ノート

やさしく、でもちゃんとわかる国試対策

つまずきやすいポイントも、
こうのとりちゃんが一緒に整理していきます。

かわいく、おしゃれに勉強したい方におすすめのサイトです。

看護実習
こうのとりちゃんをフォローする