ボディイメージ障害の看護計画|OP TP EP・アセスメントを看護学生向けに解説

ボディイメージ障害とは?

病気や手術による身体変化によって、自分の身体を以前と同じように受け入れられない状態です。

ボディイメージ障害によって、

  • 自信喪失
  • 不安
  • 抑うつ
  • セルフケア意欲低下

などにつながる可能性があります。


原因

  • ストーマ造設
  • 乳房切除
  • 脱毛
  • 四肢切断
  • 瘢痕形成

など。

身体変化によって、今後の生活や人間関係への不安を抱えることがあります。


考えられる看護問題

  • 身体変化に伴うボディイメージ障害
  • 外見変化に伴う不安
  • セルフケア意欲低下に伴う非効果的健康管理
  • 将来への不安

看護計画① 身体変化に伴うボディイメージ障害

短期目標

  • 自分の思いを表出できる
  • 身体変化について受け止めることができる

長期目標

  • 身体変化とともに生活できる
  • 自分らしい生活を送ることができる

OP(観察計画)

  • 表情
  • 発言内容
  • 身体変化への反応
  • セルフケア状況
  • 不安の有無
  • 意欲
  • 睡眠状況
  • 家族との関係
  • 面会時の様子

TP(援助計画)

  • 思いを傾聴する
  • 無理に受容を促さない
  • 成功体験を積めるよう援助する
  • セルフケアを支援する
  • 必要時家族と連携する

EP(教育計画)

  • 一人で抱え込まず相談するよう説明する
  • セルフケア方法を説明する
  • 同じ疾患を抱えながら生活している人がいることを説明する

アセスメント例

患者さんはストーマ造設後であり、身体変化によるボディイメージ障害が考えられる状態である。
現在「人に見られたくない」と発言がみられており、外見変化への不安が強いと考えられる。
また、セルフケアにも消極的な様子がみられている。
このまま不安が増強するとセルフケア意欲低下や社会生活への影響につながる可能性があるため、患者さんの思いを傾聴しながら段階的にセルフケア支援を行っていく必要があると考える。


実習でよく聞かれること

Q. 無理に励まさない理由は?

「患者さんの気持ちを否定してしまう可能性があるためです。」


Q. なぜ傾聴が大切なの?

「不安や思いを表出できるよう支援するためです。」


Q. なぜセルフケア支援を行うの?

「成功体験によって自己肯定感につながるためです。」


ボディイメージ障害では、「患者さんが身体変化をどう受け止めているのか?」を考えながら関わることが大切です。

身体面だけでなく、心理面や生活背景も踏まえてアセスメントしていきます。


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