看護実習初日は誰でも緊張します。
「何をしたらいいかわからない」
「指導者に何を聞かれるんだろう」
「失敗したらどうしよう」
そんな不安を抱えながら実習に臨む学生も多いのではないでしょうか。
実は、実習初日に失敗しやすいポイントには共通点があります。
今回は、多くの看護学生が経験する「実習初日の失敗」を紹介します。
① 情報収集に時間をかけすぎる
実習初日で最も多い失敗かもしれません。
患者さんのことを知ろうとして、
を最初から最後までメモしようとしてしまいます。
しかし、気づけば午前中が終わり、
「患者さんとほとんど話せなかった」
という状況になることも少なくありません。
情報収集はもちろん大切です。
しかし、カルテだけでは患者さんのことは分かりません。
例えば、
は、実際に話してみないと分からないことが多いです。
実習初日は、
「患者さんと話すための情報収集」
を意識すると良いでしょう。
② 疾患ばかり見て患者さん自身を見ていない
看護学生はどうしても疾患を中心に考えてしまいます。
例えば、
「肺炎だからSpO₂を見よう」
「糖尿病だから血糖値を見よう」
という視点です。
もちろん間違いではありません。
しかし実習指導者から、
「その患者さんはどんな人なの?」
と聞かれた時、
疾患の説明しかできない学生は意外と多いです。
看護の対象は病気ではなく患者さんです。
同じ肺炎でも、
では必要な看護が変わります。
疾患だけでなく、
「その人らしさ」
にも目を向けてみましょう。
③ わからないことをそのままにしてしまう
実習中は分からないことだらけです。
本来なら調べるべきことですが、
忙しさや緊張から
「後で調べよう」
と思って終わってしまうことがあります。
そして翌日。
指導者
「この薬、何のために飲んでるの?」
学生
「調べてません」
😇
こうなると辛いです。
実習中に疑問が出たら、
とにかくメモ。
調べる時間がなくても、
メモだけは残しておきましょう。
④ 完璧なアセスメントを書こうとする
真面目な学生ほど陥りやすい失敗です。
アセスメントを書く時、
「もっと情報が必要かも」
「この表現で合ってるかな」
と悩み続けてしまいます。
その結果、
1つの記録に何時間もかかることがあります。
しかし実習では、
最初から完璧なアセスメントを書ける人はいません。
大切なのは、
現状
↓
原因
↓
今後予測されること
を自分なりに考えることです。
不完全でも構いません。
まずは書いてみることが大切です。
⑤ 指導者に質問するのを怖がる
実習指導者が怖い。
これは多くの学生が感じることです。
そのため、
分からないことがあっても聞けず、
一人で抱え込んでしまいます。
しかし、
本当に困るのは
「聞かなかったこと」
によって起こる失敗です。
実際には、
質問を全くしない学生より、
質問しながら学ぼうとする学生の方が評価されることも多いです。
もちろん何でも聞けば良いわけではありません。
まず自分で調べる。
それでも分からなければ聞く。
この姿勢が大切です。
⑥ 他の学生と比較してしまう
実習グループには、
必ず
「なんかすごくできる人」
がいます。
すると、
自分だけできていないように感じてしまいます。
でも見えていないだけで、
その学生も家に帰ってから必死に調べています。
実習は競争ではありません。
比べるなら、
昨日の自分です。
昨日より一つ学べたなら十分です。
⑦ 失敗しないことを目標にしてしまう
実習では失敗したくないと思うものです。
しかし、
失敗しないことばかり考えると、
行動できなくなります。
患者さんに話しかけられない。
質問できない。
発表できない。
結果として学びの機会を失ってしまいます。
実習は勉強の場です。
分からなくても良い。
間違えても良い。
大切なのは、
その経験から学ぶことです。
実習初日の目標は「完璧」ではなく「慣れること」
実習初日から完璧にできる人はいません。
むしろ、
- 患者さんと話せた
- 一つ疑問を持てた
- 一つ調べることができた
それだけでも十分な成長です。
実習初日は、
「評価される日」
ではなく、
「患者さんを知る日」。
焦らず、一歩ずつ学んでいきましょう。

