新生児黄疸とは?|看護学生向けに生理的黄疸と病的黄疸の違いを解説

黄疸とは?

血液中の

ビリルビン

という物質が増加し、

皮膚や白目が黄色く見える状態です。


なぜ新生児に黄疸が出るの?

新生児は、

成人より赤血球が多く、

出生後に不要になった赤血球が大量に壊されます。

その結果、

ビリルビンが増加します。


ビリルビンとは?

赤血球が分解されたときにできる黄色い色素です。

通常は肝臓で処理されます。


なぜ新生児は黄疸が出やすいの?

新生児は、

肝機能が未熟

だからです。


生理的黄疸とは?

正常な適応過程でみられる黄疸です。


出現時期

生後2〜3日頃


ピーク

生後4〜5日頃


消失時期

生後1〜2週間頃


なぜ生理的黄疸が起こるの?

  • 赤血球破壊増加
  • 肝機能未熟

によるためです。


病的黄疸とは?

何らかの疾患によって起こる黄疸です。


病的黄疸を疑うポイント

生後24時間以内に出現

早発黄疸の疑い


黄疸が強い

核黄疸の疑い


長期間続く


急速に悪化する


病的黄疸の原因

  • 血液型不適合
  • 感染症
  • 肝疾患

など。


なぜ病的黄疸が危険なの?

重症化すると、

核黄疸

を起こす可能性があります。


核黄疸とは?

ビリルビンが脳へ沈着し、

神経障害を起こす状態です。


黄疸で観察するポイント

①皮膚色

皮膚の黄染の程度を確認。


②出現時期

生後何日目か確認。


③進行範囲

顔だけか、
体幹まで広がっているか。


④哺乳状況

哺乳不良がないか。


⑤活気

  • 啼泣
  • 反応
  • 覚醒状態

など。


黄疸の治療

光線療法

最もよく行われます。


なぜ光線療法するの?

ビリルビンを分解しやすい形へ変えるためです。


光線療法中の観察

体温

水分バランス

眼球保護

皮膚状態

実習でよく聞かれること

Q. なぜ新生児は黄疸が出やすいの?

「肝機能が未熟なためです。」


Q. 生理的黄疸はいつ出るの?

「生後2〜3日頃です。」


Q. 病的黄疸を疑うサインは?

「生後24時間以内の出現です。」


Q. なぜ光線療法するの?

「ビリルビンを分解しやすくするためです。」


国試で狙われるポイント

✅ 生理的黄疸は生後2〜3日頃出現

✅ 生後24時間以内の黄疸は異常

✅ 原因は肝機能未熟

✅ 重症化で核黄疸

✅ 光線療法が基本


アセスメント例

出生4日目の新生児であり、顔面から体幹にかけて軽度黄疸を認めている。現在哺乳状況や活気は良好であり、生後4日目という出現時期から生理的黄疸の可能性が高いと考えられる。今後も黄疸の進行や哺乳状況を継続して観察していく必要がある。


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