新生児の生理的体重減少とは?|看護学生向けに原因と観察ポイントを解説

生理的体重減少とは?

出生後の新生児は、

一時的に体重が減少します。

これを

生理的体重減少

といいます。

病気ではなく正常な変化です。


いつ頃みられるの?

出生後3〜4日頃に最も減少し、

7〜10日頃には出生時体重へ戻ることが一般的です。


どれくらい減るの?

通常は

出生体重の5〜10%以内

です。


出生時体重3000g→10%減少→2700g


なぜ体重が減るの?

新生児は出生後、

子宮内環境から子宮外環境へ適応する必要があります。


原因① 水分喪失

出生後は、

  • 呼吸
  • 排尿
  • 排便

によって水分が失われます。


原因② 哺乳量不足

出生直後は哺乳量が少ないため、

摂取量より消費量が上回ります。


原因③ 胎便排泄

胎便排泄によって体重が減少します。


胎便とは?

出生後最初に排泄される便です。

黒緑色をしています。


観察ポイント

①体重変化

毎日確認します。


なぜ体重測定するの?

正常範囲内の減少か判断するためです。


②哺乳量

かなり重要。


なぜ哺乳量を確認するの?

体重減少との関連を確認するためです。


③尿回数

脱水の早期発見につながります。


④便回数

胎便排泄状況を確認します。


⑤全身状態

  • 活気
  • 啼泣
  • 皮膚色

など。


生理的体重減少と脱水の違い

生理的体重減少

  • 5〜10%以内
  • 活気良好
  • 哺乳可能

脱水を疑う状態

  • 10%以上減少
  • 哺乳不良
  • 尿量減少
  • 活気低下

実習でよく聞かれること

Q. なぜ新生児は体重が減るの?

「水分喪失や胎便排泄によるためです。」


Q. いつ頃まで減少するの?

「出生後3〜4日頃がピークです。」


Q. 何%まで正常なの?

「出生体重の5〜10%以内です。」


Q. なぜ哺乳量を観察するの?

「体重減少との関連を確認するためです。」


国試で狙われるポイント

✅ 生理的体重減少は正常な変化

✅ 出生後3〜4日頃がピーク

✅ 5〜10%以内

✅ 7〜10日頃に出生時体重へ回復


アセスメント例

出生3日目の新生児であり、出生時体重3000gに対して現在2850gである。体重減少率は5%であり、生理的体重減少の範囲内と考えられる。哺乳状況や尿便回数も良好であるため、子宮外生活への適応は順調に進んでいると考える。


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