肺炎の看護計画|看護問題・OP・TP・EP・アセスメント例を解説

肺炎とは?

肺炎とは、

細菌やウイルスなどの感染によって肺に炎症が起こる疾患です。

肺胞に炎症や浸出液が貯留することで、

  • ガス交換障害
  • 呼吸困難
  • 発熱

などが生じます。


肺炎の主な症状

発熱

感染による炎症反応。


咳嗽

気道内分泌物を排出するために起こります。


喀痰

黄色〜緑色の痰がみられることがあります。


呼吸困難

肺胞でのガス交換が障害されるため。


SpO₂低下

酸素化障害を反映します。


肺炎の治療

抗菌薬治療

原因菌に応じて投与。


酸素療法

低酸素血症時に実施。


去痰薬

喀痰排出を促進。


輸液療法

脱水改善目的。


肺炎患者で考えられる看護問題

気道内分泌物貯留による非効果的気道浄化


肺胞炎症によるガス交換障害


発熱・食欲低下による脱水リスク状態


疾患や治療に関連した活動耐性低下


看護目標

短期目標

  • 喀痰が排出できる
  • SpO₂が維持できる
  • 呼吸苦が軽減する

長期目標

  • 肺炎症状が改善する
  • 日常生活を安全に送れる

OP(観察項目)

  • バイタルサイン
  • 体温
  • 呼吸数
  • 呼吸音
  • SpO₂
  • 咳嗽の有無
  • 喀痰量・色・性状
  • 胸部レントゲン結果
  • 血液データ(WBC、CRP)
  • 水分摂取量
  • 食事摂取量
  • 活動状況

TP(援助計画)

  • 排痰しやすい体位を調整する
  • 必要時吸引を行う
  • 水分摂取を促す
  • 酸素療法を実施する
  • 安静と活動のバランスを調整する
  • 口腔ケアを行う
  • 呼吸状態の変化を観察する

EP(教育計画)

  • 咳嗽・排痰の重要性を説明する
  • 水分摂取の必要性を説明する
  • 処方薬を継続する重要性を説明する
  • 感染予防行動を指導する
  • 症状悪化時の受診目安を説明する

アセスメント例

患者は肺炎による発熱と湿性咳嗽がみられている。肺胞内に炎症性滲出液が貯留していることでガス交換が障害され、SpO₂低下が認められる状態である。また発熱による水分喪失増加や食欲低下もみられており、脱水リスクが高いと考えられる。今後は呼吸状態やSpO₂、喀痰排出状況を継続して観察しながら、気道浄化と呼吸機能改善を図る必要がある。

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