褥瘡予防のケア|看護学生向けに観察項目・体位変換のポイントを解説

褥瘡とは?

圧迫によって血流障害が起こり、皮膚や組織が損傷した状態です。

長期臥床患者さんでは特に注意が必要です。


なぜ褥瘡予防が重要なの?

“皮膚障害や感染を予防するため”

です。

褥瘡が悪化すると、

  • 感染
  • 疼痛
  • ADL低下

などにつながる可能性があります。


褥瘡ができやすい部位

  • 仙骨部
  • 肩甲骨
  • 大転子部

など。

骨突出部は特に注意。


褥瘡リスクが高い患者さん

  • 長期臥床
  • 低栄養
  • 麻痺
  • 浮腫
  • 尿失禁
  • 高齢

など。


褥瘡予防で観察するポイント

①発赤

かなり重要。

「押しても消えない発赤」

は注意。

褥瘡初期の可能性があります。


②湿潤

尿失禁や発汗による湿潤を確認します。


③皮膚状態

  • びらん
  • 乾燥
  • 水疱

などを観察します。


④疼痛

患者さんの訴えも重要。


⑤栄養状態

低栄養によって皮膚脆弱化につながります。


⑥活動量

離床状況や体動状況を確認します。


褥瘡予防ケア

①体位変換

定期的に除圧します。


なぜ体位変換するの?

同じ部位への圧迫を防ぐためです。


②除圧クッション使用

踵浮かせなどを行います。


③皮膚を清潔に保つ

湿潤や汚染を防ぎます。


④保湿を行う

乾燥予防を行います。


⑤栄養管理

低栄養改善を図ります。


体位変換時の注意点

  • 摩擦を減らす
  • 引きずらない
  • ルート類確認
  • 疼痛へ配慮

など。


実習でよく聞かれること

Q. なぜ仙骨部に褥瘡できやすいの?

「骨突出部で圧迫が集中しやすいためです。」


Q. なぜ湿潤がダメなの?

「皮膚が脆弱化し、損傷しやすくなるためです。」


Q. なぜ低栄養で褥瘡リスク上がるの?

「皮膚再生能力低下につながるためです。」


Q. なぜ引きずったらダメなの?

「摩擦・ずれによって皮膚損傷につながるためです。」


アセスメント例

患者さんは長期臥床状態であり、自力体動困難な状態である。
また、食事摂取量低下や尿失禁もみられており、褥瘡リスクが高いと考えられる。
現在仙骨部に軽度発赤もみられているため、体位変換や除圧を行いながら皮膚状態を継続して観察していく必要があると考える。


記録例

「2時間毎体位変換実施。仙骨部に軽度発赤あり。びらんなし。踵浮かせ実施。皮膚湿潤軽度あり。」



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