点滴管理の観察ポイント|看護学生向けに観察項目・注意点を解説


点滴

薬剤や水分を静脈から投与する治療です。

  • 脱水改善
  • 栄養補給
  • 薬剤投与

などを目的に実施されます。


なぜ点滴観察が重要なの?

“点滴トラブルを早期発見するため”

です。

点滴管理が不十分だと、

  • 血管外漏出
  • 感染
  • 閉塞

などにつながる可能性があります。


点滴で観察するポイント

①刺入部

かなり重要。

  • 発赤
  • 腫脹
  • 疼痛
  • 熱感
  • 漏れ

などを観察します。


発赤・腫脹で考えられること

  • 血管炎
  • 漏れ
  • 感染

など。


②滴下速度

指示通り投与されているか確認します。


滴下不良で考えられること

  • 屈曲
  • 閉塞
  • クレンメ閉鎖

など。


③点滴残量

空になっていないか確認します。


④ルート類

  • 屈曲
  • 抜去
  • 接続外れ

などを確認します。


⑤患者さんの訴え

  • 「痛い」
  • 「冷たい」
  • 「腫れてる感じがする」

など。

かなり重要。


⑥全身状態

  • 発熱
  • 呼吸苦
  • 浮腫

なども観察します。


点滴漏れでみられる症状

  • 腫脹
  • 疼痛
  • 冷感
  • 滴下不良

など。


実施前に確認すること

  • 点滴内容
  • 投与速度
  • 刺入部
  • ルート状態
  • アレルギー
  • バイタルサイン

など。


実習でよく聞かれること

Q. なぜ刺入部観察するの?

「漏れや感染を早期発見するためです。」


Q. なぜ滴下速度確認するの?

「過剰投与や投与不足予防のためです。」


Q. なぜ患者さんの訴えが重要なの?

「漏れや血管炎を早期発見できる可能性があるためです。」


Q. なぜルート屈曲確認するの?

「滴下不良につながるためです。」


アセスメント例

患者さんは術後であり、補液目的で末梢静脈点滴が実施されている状態である。
現在刺入部発赤や腫脹は認めていないが、長時間留置による血管炎リスクがあると考えられる。
今後も刺入部状態や滴下速度、患者さんの疼痛訴えを継続して観察していく必要があると考える。


記録例

「右前腕より補液投与中。滴下速度指示通り。刺入部発赤・腫脹・疼痛なし。漏れなし。ルート屈曲なし。」


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