便失禁とは?
自分の意思とは関係なく便が漏れてしまう状態です。
便失禁によって、
などにつながる可能性があります。
原因
など。
高齢患者さんでは、筋力低下や認知機能低下によって便失禁がみられることがあります。
考えられる看護問題
看護計画① ADL低下や認知機能低下に伴う便失禁
短期目標
- 皮膚トラブルなく過ごすことができる
- 安全に排泄できる
長期目標
- 排泄パターンを整えながら生活できる
- 羞恥心に配慮しながら安心して過ごすことができる
OP(観察計画)
- 排便回数
- 便性状
- 失禁回数
- 排便パターン
- 腹部症状
- 皮膚状態
- 発赤
- びらん
- ADL
- 認知機能
- 水分摂取量
- 食事摂取量
TP(援助計画)
- 排泄パターンを把握する
- トイレ誘導を行う
- 失禁後は清潔ケアを行う
- 皮膚保護を行う
- 羞恥心に配慮した関わりを行う
- 排泄しやすい環境を整える
EP(教育計画)
- 排便我慢をしないよう説明する
- 排泄リズムを整える必要性を説明する
- 皮膚トラブル時は報告するよう説明する
アセスメント例
患者さんは高齢による筋力低下やADL低下がみられている状態である。
また、トイレ移動に時間を要しており、便失禁がみられている。
現在臀部に軽度発赤もみられており、便による皮膚障害リスクが高いと考えられる。
このまま便失禁が続くと皮膚障害悪化や羞恥心増強につながる可能性があるため、排泄パターンを把握しながらトイレ誘導や清潔ケアを行っていく必要があると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜ皮膚状態を観察するの?
「便によって皮膚障害を起こしやすいためです。」
Q. なぜ羞恥心への配慮が必要なの?
「便失禁によって自尊心低下につながる可能性があるためです。」
Q. なぜ排泄パターンを把握するの?
「排泄リズムを整え、失禁予防につなげるためです。」
便失禁では、「なぜ失禁が起きているのか?」を考えながら関わることが大切です。
排泄状態だけでなく、ADLや認知機能、皮膚状態なども踏まえてアセスメントしていきます。
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