もくじ
急性混乱状態とは?
一時的に意識や認知機能が低下し、見当識障害や不穏がみられる状態です。
急性混乱状態によって、
などにつながる可能性があります。
原因
など。
高齢患者さんでは、環境変化や身体的ストレスによって急性混乱状態を起こしやすくなります。
考えられる看護問題
看護計画① 環境変化や術後侵襲に伴う急性混乱状態
短期目標
- 不穏なく安全に過ごすことができる
- 見当識が保たれる
長期目標
- 精神状態を安定させながら治療を継続できる
- 安全に入院生活を送ることができる
OP(観察計画)
- JCS/GCS
- 見当識
- 発言内容
- 不穏行動
- 表情
- 睡眠状況
- 昼夜逆転
- 疼痛の程度
- SpO2
- 呼吸状態
- 発熱
- ルート類を触る様子
TP(援助計画)
- 安心できる声かけを行う
- 環境調整を行う
- 時計やカレンダーを設置する
- 日中離床を促す
- 疼痛コントロールを行う
- 必要時見守りを強化する
EP(教育計画)
- 不安時はスタッフへ伝えるよう説明する
- ご家族へ急性混乱状態について説明する
- ご家族へ安心できる関わり方を説明する
アセスメント例
患者さんは術後2日目であり、高齢で環境変化への適応が難しい状態である。
現在夜間不眠や見当識低下、不穏行動がみられており、急性混乱状態が考えられる。
また、SpO2低下傾向や疼痛もみられており、身体的ストレスが混乱増悪因子となっている可能性がある。
このまま不穏が増強すると転倒や自己抜去につながる可能性があるため、環境調整や疼痛コントロールを行いながら安全管理していく必要があると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜ高齢者は急性混乱状態を起こしやすいの?
「環境変化への適応力や認知機能が低下しているためです。」
Q. なぜSpO2を観察するの?
「低酸素状態によって意識混乱が増悪する可能性があるためです。」
Q. なぜ日中離床を促すの?
「昼夜リズムを整え、せん妄予防につなげるためです。」
急性混乱状態では、「なぜ混乱が起きているのか?」を考えながら関わることが大切です。
精神状態だけでなく、疼痛や低酸素状態、睡眠状況なども踏まえてアセスメントしていきます。
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