もくじ
皮膚統合性障害とは?
皮膚や粘膜が損傷し、正常な状態を保てなくなっている状態です。
皮膚統合性障害によって、
などにつながる可能性があります。
原因
など。
寝たきり患者さんでは、骨突出部への圧迫によって褥瘡リスクが高くなることがあります。
考えられる看護問題
看護計画① 長時間圧迫や活動量低下に伴う皮膚統合性障害
短期目標
- 発赤やびらんの悪化がみられない
- 皮膚を清潔に保つことができる
長期目標
- 褥瘡を予防しながら過ごすことができる
- 皮膚状態を維持できる
OP(観察計画)
- 発赤
- びらん
- 水疱
- 疼痛
- 浮腫
- 湿潤
- 発汗
- 骨突出部状態
- 栄養状態
- Alb値
- 活動量
- 体位変換状況
TP(援助計画)
- 体位変換を行う
- 皮膚を清潔に保つ
- 除圧を行う
- スキンケアを行う
- 必要時エアマットを使用する
- 栄養摂取を支援する
EP(教育計画)
- 同じ姿勢を続けないよう説明する
- 皮膚トラブル時は報告するよう説明する
- 栄養摂取の必要性を説明する
アセスメント例
患者さんは活動量低下によって長時間ベッド上で過ごしている状態である。
また、高齢による皮膚脆弱化や低栄養もみられており、褥瘡リスクが高いと考えられる。
現在仙骨部に軽度発赤がみられており、このまま圧迫が続くと皮膚損傷悪化につながる可能性がある。
そのため、体位変換や除圧を行いながら皮膚状態を継続して観察していく必要があると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜ体位変換が必要なの?
「同じ部位への圧迫を軽減するためです。」
Q. なぜ栄養状態を観察するの?
「低栄養によって皮膚脆弱化や創傷治癒遅延につながるためです。」
Q. なぜ湿潤を防ぐの?
「湿潤によって皮膚障害を起こしやすくなるためです。」
皮膚統合性障害では、「なぜ皮膚トラブルが起きやすいのか?」を考えながら観察することが大切です。
皮膚状態だけでなく、栄養状態や活動量、湿潤環境なども踏まえてアセスメントしていきます。

