誤嚥リスク状態とは?
食べ物や唾液などが気道へ入り込み、
誤嚥を起こす可能性が高い状態です。
誤嚥によって、
などにつながる可能性があります。
原因
など。
高齢患者さんでは、
加齢による嚥下機能低下から誤嚥リスクが高くなることがあります。
考えられる看護問題
看護計画① 嚥下機能低下に伴う誤嚥リスク状態
短期目標
- むせ込みなく食事摂取できる
- 安全に食事を摂取できる
長期目標
- 誤嚥性肺炎を起こさず経口摂取を継続できる
- 安全に食事を摂取しながら栄養状態を維持できる
OP(観察計画)
- 食事中のむせ込み
- 咳嗽の有無
- 痰の有無
- 湿性嗄声
- SpO2
- 呼吸状態
- 食事摂取量
- 食事形態
- 食後の疲労感
- 口腔内状態
- 意識レベル
TP(援助計画)
- 食事時は座位を保持する
- 食後もしばらく座位を保持する
- 一口量を調整する
- ゆっくり食事できる環境を整える
- 必要時とろみを使用する
- 口腔ケアを行う
EP(教育計画)
- よく噛んでゆっくり食べるよう説明する
- 食事中むせ込みがあれば伝えるよう説明する
- 食後すぐ横にならないよう説明する
アセスメント例
患者さんは高齢であり、嚥下機能低下がみられる状態である。
食事中にむせ込みや湿性嗄声がみられており、誤嚥リスクが高いと考えられる。
また、咳嗽力低下もあり、誤嚥時に十分な喀出ができない可能性がある。
このまま誤嚥を繰り返すと誤嚥性肺炎につながる可能性があるため、安全に食事摂取できるよう姿勢調整や口腔ケアが必要であると考える。
実習でよく聞かれること
Q. なぜ食後も座位保持するの?
「胃内容物の逆流や誤嚥を予防するためです。」
Q. なぜ口腔ケアが必要なの?
「口腔内細菌による誤嚥性肺炎を予防するためです。」
Q. なぜ湿性嗄声を観察するの?
「唾液や食物が気道へ流入している可能性があるためです。」
誤嚥リスク状態では、
「なぜ誤嚥しやすいのか?」
を考えながら観察することが大切です。
嚥下機能だけでなく、
姿勢や意識状態、口腔環境も踏まえてアセスメントしていきます。

