もくじ
PCAとは?
PCA(Patient Controlled Analgesia)は、
患者さん自身がボタンを押して鎮痛薬を投与できる方法です。
術後疼痛緩和に使用されることが多く、
疼痛コントロールを行いながら離床促進につなげます。
なぜPCAを使用するの?
疼痛を我慢すると、
深呼吸や離床が進まず、
無気肺やDVTリスクにつながることがあります。
PCA使用患者の看護問題
看護計画① オピオイド使用に伴う呼吸抑制リスク状態
短期目標
- 呼吸状態が安定している
- 呼吸抑制を起こさず安全に過ごせる
長期目標
- 疼痛コントロールを行いながら安全に術後回復を促進できる
- 呼吸状態を維持しながら離床を進めることができる
- 無気肺などの術後合併症を予防できる
OP(観察計画)
- 呼吸数
- 呼吸の深さ
- SpO2
- 傾眠傾向
- JCS/GCS
- 血圧
- 脈拍
- PCA使用回数
TP(援助計画)
- PCA使用後の呼吸状態を観察する
- 必要時医療者へ報告する
- 安全に使用できるよう見守る
EP(教育計画)
- 疼痛時は我慢せず使用するよう説明する
- 強い眠気や息苦しさがあれば伝えるよう説明する
看護計画② 術後疼痛に伴う活動量低下
短期目標
- 疼痛コントロールを行いながら離床できる
- 疼痛を表出できる
- 活動時の疼痛が軽減する
長期目標
- 活動量が拡大し、術後回復を促進できる
- 無気肺やDVTなどの術後合併症を予防できる
- ADLを拡大しながら安全に過ごすことができる
OP(観察計画)
- NRS
- 疼痛部位
- 離床状況
- 表情
- 活動時疼痛
TP(援助計画)
- 離床前に疼痛評価を行う
- PCA使用を促してから離床援助する
- 安心できる声かけを行う
EP(教育計画)
- 疼痛コントロールの重要性を説明する
- 離床が合併症予防につながることを説明する
実習でよく聞かれること
Q. なぜ呼吸数を観察するの?
「PCAで使用されるオピオイドによって呼吸抑制を起こす可能性があるためです。」
Q. なぜ疼痛コントロールが必要なの?
「疼痛によって深呼吸や離床が進まず、無気肺やDVTなどの合併症リスクが高くなるためです。」
PCA使用患者さんでは、
疼痛だけでなく呼吸状態や意識状態の観察も重要になります。
「なぜその観察をするのか?」
を考えることで、
アセスメントや看護計画につなげやすくなります。

