CKD(慢性腎臓病)の看護計画|看護問題・OP・TP・EP・アセスメント例を解説

CKD(慢性腎臓病)とは?

CKD(Chronic Kidney Disease:慢性腎臓病)とは、腎機能低下または腎障害が3か月以上持続している状態です。

進行すると腎不全となり、透析療法が必要になることがあります。


病態

高血圧・糖尿病など

腎機能低下

老廃物排泄低下

体液貯留

電解質異常

全身症状出現


主な症状

浮腫

水分貯留による


体重増加

体液量増加による


倦怠感

老廃物蓄積や貧血による


尿量変化

乏尿や夜間頻尿など


高血圧

Na・水分貯留による


食欲低下

尿毒症症状による


皮膚掻痒感

老廃物蓄積による


主な治療

食事療法

  • 塩分制限
  • たんぱく質制限

薬物療法

  • 降圧薬
  • 利尿薬
  • リン吸着薬

など


透析療法

末期腎不全で実施


考えられる看護問題

  • 体液量過剰
  • 電解質異常リスク状態
  • 栄養不足リスク状態
  • 活動耐性低下
  • 皮膚統合性障害リスク状態
  • 感染リスク状態
  • セルフヘルスケア管理不足
  • 知識不足
  • 不安

など

※患者の状態によって優先順位は異なる


看護目標

短期目標

  • 浮腫が悪化しない
  • 電解質バランスを維持できる
  • 症状が安定する

長期目標

  • 腎機能悪化を予防できる
  • 自己管理を継続できる

OP(観察項目)

  • バイタルサイン
  • 血圧
  • 体重
  • 浮腫の有無
  • 尿量
  • 水分出納
  • 食事摂取量
  • 活動状況
  • 呼吸状態
  • BUN
  • クレアチニン
  • eGFR
  • K値
  • Na値
  • Hb値
  • 皮膚状態

TP(援助計画)

  • 水分出納を管理する
  • 毎日体重測定を行う
  • 浮腫を観察する
  • 食事療法を支援する
  • 活動と休息を調整する
  • 皮膚ケアを行う
  • 透析患者ではシャント管理を行う
  • 感染予防を行う

EP(教育計画)

  • CKDの病態を説明する
  • 塩分制限の必要性を説明する
  • 水分管理の重要性を説明する
  • 内服継続の重要性を説明する
  • 血圧管理の必要性を説明する
  • 透析療法について説明する
  • 受診継続の必要性を説明する

アセスメント例

患者はCKDにより腎機能低下を認めている。クレアチニン上昇およびeGFR低下がみられており、体液調節機能の低下から下腿浮腫や体重増加が出現している状態である。また高カリウム血症のリスクも高く、不整脈など重篤な合併症に注意が必要である。今後は体液管理や食事療法を支援しながら、腎機能悪化予防に努める必要がある。

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