廃用症候群の看護計画|OP TP EP・アセスメントを看護学生向けに解説

廃用症候群とは?

活動量低下や長期臥床によって、身体機能や精神機能が低下した状態です。

廃用症候群によって、

  • 筋力低下
  • ADL低下
  • DVT
  • 肺炎

などにつながる可能性があります。


原因

  • 長期臥床
  • 活動量低下
  • 疼痛
  • 高齢
  • 呼吸苦
  • 意欲低下

など。

術後患者さんでは、疼痛によって離床が進まず廃用症候群リスクが高くなることがあります。


考えられる看護問題

  • 活動量低下に伴う廃用症候群リスク状態
  • 筋力低下に伴う転倒転落リスク状態
  • 長期臥床に伴う皮膚統合性障害
  • ADL低下に伴うセルフケア不足

看護計画① 長期臥床や活動量低下に伴う廃用症候群リスク状態

短期目標

  • 安全に離床できる
  • 活動量を維持できる

長期目標

  • ADL低下を予防できる
  • 身体機能を維持しながら生活できる

OP(観察計画)

  • 活動量
  • 離床状況
  • 下肢筋力
  • 歩行状態
  • 疲労感
  • 呼吸苦
  • 疼痛
  • 食事摂取量
  • ADL
  • SpO2
  • 血圧
  • 脈拍

TP(援助計画)

  • 離床を促す
  • 必要時移動援助を行う
  • 活動と休息のバランスを整える
  • 疼痛コントロールを行う
  • 安全に活動できる環境を整える
  • 必要時リハビリと連携する

EP(教育計画)

  • 離床の必要性を説明する
  • 無理のない範囲で活動するよう説明する
  • 疲労時は休息するよう説明する

アセスメント例

患者さんは術後疼痛によって活動量低下がみられている状態である。
また、高齢による筋力低下もあり、長期臥床による廃用症候群リスクが高いと考えられる。
現在ベッド上で過ごす時間が長く、ADL低下傾向もみられている。
このまま活動量低下が続くと筋力低下やDVT、肺炎などにつながる可能性があるため、疼痛コントロールを行いながら段階的に離床を進めていく必要があると考える。


実習でよく聞かれること

Q. なぜ離床が重要なの?

「筋力低下や肺炎、DVTなどを予防するためです。」


Q. なぜ疼痛コントロールが必要なの?

「疼痛によって活動量低下につながるためです。」


Q. なぜ食事摂取量も観察するの?

「低栄養によって筋力低下が進行する可能性があるためです。」


廃用症候群では、「なぜ活動量が低下しているのか?」を考えながら観察することが大切です。

身体機能だけでなく、疼痛や栄養状態、呼吸状態なども踏まえてアセスメントしていきます。


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