酸素療法とは?種類・流量・適応をわかりやすく解説【看護】

✔ 酸素療法とは

👉低酸素状態の患者に対して酸素を補う治療

 酸素療法の目的

  • 組織への酸素供給を保つ
  • 呼吸困難の軽減

酸素療法の適応

  • SpO₂低下(目安:90%以下)
  • 呼吸困難
  • 呼吸不全

酸素療法の種類

✔ 鼻カニューレ(ネーザルカニューレ)

  • 鼻にチューブ装着
  • 会話・食事しやすい
  • 軽症向け
  • 低流量酸素

⭐️ 流量:1〜5L/分
⭐️ 酸素濃度:約24〜40%

✔ 酸素マスク(単純マスク)

👉 口と鼻を覆う

  • カニューレより高濃度
  • 中等度の低酸素

⭐️ 流量:5〜10L/分
⭐️ 酸素濃度:約40〜60%

✔ リザーバー付きマスク(リザーバーマスク)

  • 袋がついている
  • 重症患者
  • 高濃度酸素

⭐️ 流量:10〜15L/分
⭐️ 酸素濃度:60〜90%以上

看護のポイント

✔ 呼吸状態の観察

  • 呼吸数
  • 呼吸の深さ・リズム
  • 努力呼吸(肩呼吸など)

➡︎ 呼吸が楽になっているかを確認


✔ SpO₂の変化

  • 投与前後で比較
  • 急激な低下がないか

➡︎ 数値だけでなく変化を見る


✔ 意識レベル

  • ぼーっとしていないか
  • 反応が鈍くなっていないか

➡︎ CO₂ナルコーシスの早期発見


✔ 酸素投与量の確認

  • 指示された流量を守る
  • 勝手に増減しない

➡︎ 特にCOPDでは重要

✔ 皮膚・装着部位の観察

  • 耳・鼻の圧迫
  • 発赤・痛み

➡︎ 長時間使用でトラブル起きやすい


✔ 乾燥の予防

  • 口腔内乾燥
  • 痰の性状

👉 加湿やケアを検討

過去問チャレンジ

〈第1問〉酸素吸入濃度50~98%に最も適した器具はどれか。(第98回 午後40問)
1. 鼻カニューレ
2. 単純酸素マスク
3. ベンチュリーマスク
4. リザーバー付酸素マスク

答えを見る

答え:4
高濃度酸素を使用する際は、リザーバー付酸素マスクを用います。


〈第2問〉1回換気量に関係なく吸入酸素濃度を調節できる器具はどれか。(第108回 午後37問)
1. リザーバー付酸素マスク
2. 鼻カニューレ
3. フェイスマスク
4. ベンチュリーマスク

答えを見る

答え:4


〈第3問〉室内空気下での呼吸で、成人の一般的な酸素療法の適応の基準はどれか。(第112回 午前23問)
1. 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉60Torr未満
2. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉60Torr以上
3. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉60Torr未満
4. 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉60Torr以上

答えを見る

答え:3
動脈血酸素分圧〈PaO2〉60Torr未満(呼吸不全)は酸素療法の適応の基準です。

〈第4問〉ベンチュリーマスクによる酸素吸入で正しいのはどれか。(第104回 午前43問)
1. マスクに空気を溜めることのできるバッグがある。
2. 最適な酸素流量は18L/分である。
3. 酸素流量に関係なく加湿器が必要である。
4. 24~50%の安定した吸入酸素濃度が得られる。

答えを見る

答え:3


おつかれさまでした!!呼吸不全についてはこちらから*・゜゚・*:.

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