もくじ
妊娠糖尿病とは?
妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常のことです。
妊娠によるホルモンの影響で、
インスリンの働きが弱くなり起こります。
妊娠糖尿病の診断基準
妊娠糖尿病は、
75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)
で診断されます。
以下のうち1つ以上を満たす場合
空腹時血糖
92mg/dL以上
1時間値
180mg/dL以上
2時間値
153mg/dL以上
なぜ妊娠糖尿病になるの?
胎盤から分泌されるホルモンには、
インスリンの働きを弱める作用
があります。
そのため血糖値が上昇しやすくなります。
妊娠糖尿病で観察するポイント
①血糖値
かなり重要。
なぜ血糖値を確認するの?
母体・胎児への影響を予防するためです。
②体重増加
急激な体重増加がないか確認します。
③尿糖
妊婦健診で確認します。
なぜ尿糖を確認するの?
高血糖状態の発見につながるためです。
④胎児発育
かなり重要。
妊娠糖尿病で起こりうること
胎児へ糖が多く送られることで、
巨大児
になることがあります。
⑤羊水量
羊水過多へ注意します。
母体への影響
- 妊娠高血圧症候群
- 帝王切開率上昇
- 将来の2型糖尿病
など。
胎児への影響
- 巨大児
- 新生児低血糖
- 呼吸障害
など。
妊娠糖尿病の治療
食事療法
基本となる治療。
運動療法
医師指示のもと実施。
インスリン療法
必要時に行います。
実習でよく聞かれること
Q. なぜ妊婦は血糖値が上がりやすいの?
「胎盤ホルモンによってインスリンの働きが低下するためです。」
Q. なぜ胎児が大きくなるの?
「胎児へ糖が多く送られるためです。」
Q. なぜ尿糖をみるの?
「高血糖状態の発見につながるためです。」
Q. なぜ産後フォローが必要なの?
「将来的に2型糖尿病へ移行するリスクがあるためです。」
アセスメント例
妊婦は妊娠28週であり、妊娠糖尿病と診断されている状態である。
現在血糖コントロールは良好であるが、胎児発育や羊水量への影響に注意が必要である。
今後も血糖値や体重増加、胎児発育状況を継続して観察していく必要があると考える。
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