栄養摂取消費バランス異常:必要量未満の看護計画|OP TP EP・アセスメントを看護学生向けに解説

栄養摂取消費バランス異常:必要量未満とは?

身体に必要な栄養量を十分に摂取できていない状態です。

低栄養によって、

  • 免疫力低下
  • 創傷治癒遅延
  • 筋力低下
  • 感染リスク増加

などにつながる可能性があります。

原因

  • 食欲低下
  • 疼痛
  • 悪心
  • 嚥下障害
  • がん
  • 高齢
  • 活動量低下

など。

術後患者さんでは、疼痛や悪心によって食事摂取量低下がみられることがあります。


考えられる看護問題

  • 食欲低下に伴う栄養摂取消費バランス異常:必要量未満
  • 嚥下機能低下に伴う食事摂取困難
  • 低栄養に伴う感染リスク状態
  • 食事摂取量低下に伴う活動耐性低下

看護計画①食欲低下や摂取量低下に伴う栄養摂取消費バランス異常:必要量未満

短期目標

  • 必要な栄養を摂取できる
  • 食事摂取量が増加する

長期目標

  • 栄養状態を改善しながら回復を促進できる
  • 低栄養による合併症を予防できる

OP(観察計画)

  • 食事摂取量
  • 食欲
  • 体重
  • BMI
  • Alb値
  • TP値
  • 悪心嘔吐
  • 嚥下状態
  • 水分摂取量
  • 疲労感
  • 活動量
  • 排便状況

TP(援助計画)

  • 食事摂取状況を観察する
  • 食べやすい環境を整える
  • 必要時口腔ケアを行う
  • 疼痛や悪心コントロールを行う
  • 少量頻回食を検討する
  • 必要時栄養士と連携する

EP(教育計画)

  • 栄養摂取の必要性を説明する
  • 無理のない範囲で摂取するよう説明する
  • 食欲低下や悪心時は相談するよう説明する

アセスメント例

患者さんは術後3日目であり、創部痛や悪心によって食事摂取量低下がみられている状態である。
また、高齢による筋力低下もあり、低栄養リスクが高いと考えられる。
現在食事摂取量は5割程度であり、このまま低栄養が進行すると創傷治癒遅延や感染リスク増加につながる可能性がある。
疼痛や悪心コントロールを行いながら、患者さんが摂取しやすい方法を検討していく必要があると考える。


実習でよく聞かれること

Q. なぜAlb値を確認するの?

「栄養状態の指標のひとつとなるためです。」


Q. なぜ口腔ケアが必要なの?

「口腔内を清潔に保つことで食欲改善につながるためです。」


Q. なぜ低栄養で感染リスクが高くなるの?

「免疫力低下によって感染を起こしやすくなるためです。」


栄養摂取消費バランス異常:必要量未満では、「なぜ食事が摂取できないのか?」を考えながら観察することが大切です。

食事量だけでなく、疼痛や悪心、活動量なども踏まえてアセスメントしていきます。

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