アレルギーとは、体を守るはずの免疫反応が過剰に起こってしまう状態です。
本来は体に害のないもの(食べ物や花粉など)に対しても、「危険だ!」と判断してしまうことで起こります。
アレルギーはなぜ起こる?
体の中では
その結果
アレルギーの分類(Ⅰ〜Ⅳ型)
Ⅰ型アレルギー(即時型)
➡︎ 最も重要!!
例:アナフィラキシーショック、花粉症、食物アレルギー
Ⅱ型アレルギー(細胞障害型)
➡︎ 細胞が直接攻撃されるタイプ
例:特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉、重症筋無力症、輸血不適合、自己免疫性溶血性貧血
Ⅲ型アレルギー(免疫反応型)
➡︎ 抗原+抗体のかたまり:免疫複合体が原因
例:全身性エリテマトーデス(SLE)
Ⅳアレルギー(遅延型)
➡︎ 時間がたってから起こる
例:接触皮膚炎、ツベルクリン反応
全部完璧に覚えなくてOKです。まずは“違い”をつかむことが大切です。
過去問チャレンジ
〈第1問〉1年前にハチに刺された人が再びハチに刺された。(第102回 午後46問)
起こる可能性があるアレルギー反応はどれか。
1. Ⅰ型アレルギー
2. Ⅱ型アレルギー
3. Ⅲ型アレルギー
4. Ⅳ型アレルギー
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答え:1
ハチに刺されたときの反応は、アナフィラキシーショックとなります。よって、Ⅰ型アレルギーが起こる可能性があります。
〈第2問〉I型アレルギー反応はどれか。(第100回 午前82問)
1. アナフィラキシーショック
2. 接触性皮膚炎
3. 潰瘍性大腸炎
4. 過敏性肺臓炎
5. ツベルクリン反応陽性
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答え:1
1:アナフィラキシーショックはⅠ型アレルギー(即時型)によって起こります。
2:接触性皮膚炎はⅣ型アレルギー(遅延型)によって起こります。
3:潰瘍性大腸炎は原因が究明されていません。
4:過敏性肺臓炎はⅢ・Ⅳ型アレルギーによって起こります。
5:ツベルクリン反応はⅣ型アレルギー(遅延型)によって起こります。
⭐️全てを覚える必要はありません!上記で説明したようなそれぞれの型で代表的な疾患を覚えておけば、問題を解くことは可能です。
〈第3問〉Ⅱ型アレルギーで起こる疾患はどれか。(第114回 午前80問)
1. 特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉
2. 糸球体腎炎
3. 関節リウマチ
4. アトピー性皮膚炎
5. アレルギー性結膜炎
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答え:5
Ⅱ型アレルギーで起こる疾患の代表に特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉があります。
〈第4問〉Ⅳ型(遅延型)アレルギー反応について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. ツベルクリン反応でみられる。
2. IgE抗体が関与する。
3. 肥満細胞が関与する。
4. Tリンパ球が関与する。
5. ヒスタミンが放出される。
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答え:1、3
Ⅳ型アレルギーの代表として、ツベルクリン反応があります。また、T細胞による細胞性免疫が原因であることも、Ⅳ型アレルギーの特徴です。よって答えは1、3です。
2、4、5はⅠ型アレルギーの特徴です。
おつかれさまでした!!
アナフィラキシーショックについてはこちらから*・゜゚・*:



